確定拠出年金といば、企業型のDCと個人型のiDeCoがありますよね。
どちらも受給可能になるのは満60歳からなので、先のこととなるとなかな計画が想像しにくいですね。
確定拠出年金を有効に活用する方法について紹介します。
日本企業の給与は上がりにくい仕組みになっている
日本で働くと、大半は日本企業で仕事をすることになると思います。
日本企業は給料が殆ど上がらない、昇給昇格も遅くいつまで経っても同じ仕事を続ける、なんてことも珍しくありませんね。
原因は、事業変革をしない、人口減少で市場が拡大しない、海外に出てビジネスをしない、と言った外部の要因が強いため、経営者が強いモチベーションを持って帰る意識が無ければずっと横ばいです。
国税庁 令和2年 民間給与実態統計調査結果 平均給与及び前年伸び率の推移より
問題点は40代からの上昇が鈍くなる
国税庁の調査によると、平均給与は40歳から上昇率が鈍化していることがわかります。
日本の人口ピラミッドを見ると、40代の人口が多い一方で、給与額が大きい管理職ポストが十分にないこと、
事業を大きく成長させている企業がそれほど多くないことが原因といえるでしょう。
年金・退職金の額は役職の影響を受ける
自分が勤務している会社の退職金の計算はご存知ですか?
人事部に確認すると教えてくれますが、
聞いた瞬間に辞めるのか?と確認されそうで聞きづらいですよね。
でも、重要な事なので知らないのであればぜひ確認しましょう。
大抵の場合、最終役職、役職×滞在数のように給与体系と相関が強いルールになっていることが多いです。
となると、昇給・昇格の鈍化は退職金と企業給付年金(DB)も鈍化するということになります。
確定給付年金から確定拠出年金への迂回ルートを使う
貰える年金は企業によって導入している仕組みが違うので計算式が異なります。
いろいろな仕組みがある中で、もしも勤務先が確定給付年金(DB)の仕組みだったら、
昇給・昇格が鈍い場合は転職することでDBを企業型確定拠出年金DCあるいはiDeCoに切り換える、
つまり投資信託を使って経済成長に連動させることができるのです。
引用元:厚生労働省 確定拠出年金の概要より
これは私が転職する理由の一つになったことで、
私の場合は転職先に企業型DCの仕組みがあったので
DC組み入れパターンでした。
新型コロナウィルスが流行する前でしたので
経済対策で株価が上昇したことにより、
4桁万円の退職金は40%程上昇しました。
まだ20年以上運用しますのでいくらになるのか楽しみです。
ただし、退職金がある程度まとまった金額にならないと効果が薄いと思います。