今日はお手軽バリュー投資のお話です。
利上げ局面とは?
株式投資で覚えておきたい知識として、相場のサイクルというものがあります。
簡単に言えば、景気、金利、株価それぞれが上下する局面は順番にやってくるというものです。
2013年から今までは、お金を市場に供給する金融緩和と利下げによって景気をよくする政策が行われてきました。
目的はインフレです。
簡単に言えば、お金を沢山刷っているので、給料や物価が上昇させる、というものです。
でもなぜか日本では、結果、給料も物価も上がらず、
株価と不動産価格が上昇した、というお金もち優遇政策になってしまいました(苦笑)
インフレ目的の金融緩和で上昇したのは株価と不動産価格ですね
さらに新型コロナの拡大で緊急の金融緩和のやり過ぎに危機感を感じ、
テーパリング=金融緩和の減速させはじめました。
主要国がお金を刷りすぎると世界でインフレが始まります。
インフレには対策しないとものの値段が上がりすぎてしまうので、
利上げで対策します。
日本は利上げできませんが、米国はインフレ対策で利上げをし始めています。
利上げするとどうなるの??
大手金融機関は株式を売って債券を買いますよね
金利が上がれば、株式投資のように乱高下する商品よりも、
持っているだけで安定して金利が得られる国債の比率を上げようとします。
結果、株価が下がり始め、債券が上昇します。
株価が下がったら、下がり続けることはないので底入れした後で上昇します。
昔から、株価が底入れて上がるのはバリュー株ですよ
この時、最初に上昇し始めるのはバリュー株です。
一般に株価が下落すると景気が悪くなるので、安定した株を皆が欲しがるようになります。
安定=割安
つまり、安全なバリュー株が買われるようになります。
バリュー株はどうやって探すの?
PER = 株価 / 1株あたりの利益 < 15 倍
PBR = 株価 / 1株あたりの純資産
これはよく言われていることなので覚えておきたい情報です。
PER 1株あたりの収益率=稼ぐ力
PBR 1株あたり純資産の何倍の価値があるか
です。
この条件に合った銘柄を探すには、Yahoo!Financeや証券会社の スクリーニングツールを使って探します。
銘柄のスクニーングは難しくないので試してみよう
PER less than 15, PBR less than 15
これで割安になっている銘柄が発見できるので、IR情報を見て収益に不安がないかを確認します。