なぜ電力会社なのか?
2023年に入り、電力業界は4月から料金値上げされました。
大手電力会社は値上げによって2024年3月期は収支改善が見込まれています。
収益改善の仕組み
電気料金のメニューは4つあります。
家庭用 低圧規制料金
産業用 高圧・特別高圧規制料金
低圧自由料金、高圧・特別高圧
標準メニュー
これらのうち、4月から料金改定となるメニューは
家庭用 低圧規制料金→申請額が30~45%と大きかったため見送り
産業用 高圧・特別高圧規制料金→予定通り値上げ
低圧自由料金、高圧・特別高圧
標準メニュー
中部、関西、東北電力など一部の電力会社は値上げ申請をしていません。その理由は原発再稼働により燃料費高騰の影響を吸収できると試算しているためです。
投資家から見た電力会社
投資家が電力株買う理由は安定した配当収入が得られることです。
現在配当が得られる電力会社は2社で、中部電力と電源開発です。年間配当 50円を見込んでいます。
2社以外の電力会社は無配になっていますので、燃料費高騰を値上げあるいは原発再稼働による収支改善によって復配できるかが鍵になります。