8月のある日、PR TIMESのプレスリリースが目に止まりました。
不動産投資サービス「INVASE」不動産投資ローン新規借入サービスを開始
著名な不動産投資の情報ポータルサイト「健美家」や「楽待」と異なり、不動産投資を直接的にサポートするサービスとのこと。
できることは、次の6個のサービスです。
- バウチャー
- ローン紹介
- 借り換え
- 売却査定
- ダッシュボード
- Journey
今回、私自身がサインアップして実際にいくつかのサービスを使ってみましたので、実体験を元に解説します。
1.バウチャー
自分の属性=職業、職歴、家族構成、所有物件を元に、INVASEが提携している銀行の予想融資額を算定するサービスです。
住宅ローンや不動産投資ローンなどのローン商品を契約したことがある方なら、お馴染みの情報を入力します。
一通り入力すると、バウチャーチケットが発行されます(笑い)
ここで入力した情報は、他のサービスにも連携されるようです。
2.ローン紹介
1のバウチャーで入力した情報を元に、INVASEが提携している複数の銀行から、投資対象の物件に対して融資条件が提示されます。
自分の属性に対して融資してもらえる銀行を自分で探さなくてもよいことがメリットです。
ですので、高属性のエリサー(エリートサラリーマン)であれば、大抵の銀行に断られることはないし、不動産会社提携の銀行でも融資はりようできるので、正直このサービスはあまりメリットがありません。
融資条件が微妙な状態で苦労して銀行を探す手間、これを省略したいか?です。
ちなみに、融資の本審査承認となった時点で手数料は融資額の1.1%、最低手数料はなんと38.5万円!!
他行と並行して融資の本審査をしようがしまいが、INVASEで本審査完了時に手数料が発生するんですね。正直非常に使いづらい。
3.借り換え
複数物件を所有しているベテラン不動産投資家なら、借り換えを利用して1行にまとめることで金利を圧縮するのは当たり前でしょうね。
サービスの内容は2.ローン紹介とほぼ同じです。
手数料は、削減できた総返済額の11%、最低手数料は38.5万円。
返済予定の総返済額ですので、繰り上げ返済を計画している人、借り換え額が1000万円程度の方は相性がよくありません。
4.売却査定
所有不動産の査定額が算出されるサービスです。
このサービスは無料ですが、所有不動産の情報を提供することになります。
私はまだこのサービスは登録していません。
5.ダッシュボード
昨今流行りの、投資額を回収するまのでシミュレーションができます。
所有不動産の情報を登録していないため、まだ利用していません。
6.Journey
不動産以外の、税金や保険についてエージェントが個別に相談に乗ってくれるそうです。
こちらも利用していません。
結論
総じて手数料が高い!
FINOLABOの実験的 スタートアップ企業のようですが、知名度が低いのにいきなり黒字化プレッシャーがかけられているのか、最低手数料が高すぎです。
ベテラン不動産投資家はまず使わないでしょうし、駆け出し不動産投資家であっても、この手数料はさすがに躊躇するでしょう。
せっかくITを利用してるのだから、効率化によって手数料が安くなりました、ならメリットが出せるのに、勿体ない。