元本確保型積立て商品 - 笑福のサイドFIREブログ

単身、あるいは結婚してから子どもが生まれる前ならば、資産運用はある程度利益追求の比重が大きくなりがちですが、いざ子どもができると学費などの準備を計算しはじめますよね。資産運用のうち、一部を低リスクで増やすために保険会社Premier Assurance(PA)グループのPremier Trustという商品を契約してみました。

販売会社Premier Assranceってどんな会社？

商品の前に販売会社を見ますと、バージン諸島に登記されている、設立が2005年と割と新しい会社です。

新しい＝信用できるの？と考えてしまいますが、逆に言えば新しい仕組みの商品を展開していて、新しい商品は手数料が安くリスクを上手く分散していることが多いです。

日本にはヘッドオフィスが無く、アジア地区はマレーシアとのことです。

オフィスは日本にはありませんが全てオンラインでサポート、運用状況が確認できるので慣れればあまり問題ないでしょう。心配な人は別の企業をお薦めします。

Premier Trustってどんな商品？

幾つかのインデックス商品を組み合わせて毎月ドル建てで購入する運用商品です。簡単に特徴を説明すると

10年以上の運用で、5年毎にロイヤリティボーナス
払い込んだ総額に対して 10年経過時 +10%、15年経過時 +8%、20年経過時 +8%
15年以上の運用で最低140%の利益確保を確保、５年毎２回の延長が可能
手数料買い付け時 2% + $5、クレジットカード手数料なし、拠出総額に対して毎年1.9%の事務管理手数料
日本人の申込OK。
申し込み方法は全てオンライン、パスポートのコピーと住民票をスキャンして登録します。

大きな特徴は2番目、以前IFA経由のLoyal Londonの商品を紹介されたことがあったのですが、元本確保のない商品にも関わらず中身はインデックスのETFという、単なるコミッション中抜き商品だったので見送っていました。

運用商品はインデックスETFです。5つの固定ETFについて毎月の積立て金額から20%～100%で配分して購入します。

S&P 500
MSCI Emerging Markets IMI
S&P ASIA 50
EURO STOXX 50
MSCI ACWI IMI

もちろんPremier Trustを経由せずに証券会社からこれらを直接購入した方が手数料は安くもっと高いパフォーマンスは期待できるでしょうけど、元本確保がありません。逆に運用成績が良かった場合はそのまま受け取ることができます。

手数料は保証料と考えればいいでしょう。

目的を子どもの学費と考えたとき、大学入学直前で○○ショックが起きたら目も当てられませんよね。と、いうわけで毎月少額で今から積立てて行くことにしました。15年で140%の元本確保＋10年目10%ボーナスは嬉しいですね。

リスクは？

資産運用でリスクが無い商品はありません。リスクを挙げてみると

円高ドル安リスク
最終的にドル資産となるのでドルの価値が低下している場合はマイナスになる可能性があります。
日本円の強さがこのまま10年以上続いた場合はリスクになりますが。。。
ETFのパフォーマンスが低下、特に最後の受け取り直前に○○ショックに当たってしまう
受け取り時期の延長ができるので、例えば15年の140%確保を使うか、あるいは20年に延長して下落からの回復を待つという選択をして回避することができます
毎月の積立金額の変更、スイッチ、リバランスができない
これは最大のデメリット。慎重にどのインデックスETFを買うのか慎重に配分を考えて決めるしかありません。