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自動車の残価クレジット購入は便利なのか

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周囲で自動車を購入するのに残クレを使っている人が多いのにビックリしました。
残クレは金利3%を越えるし、残価全額に対して金利がかかるので殆ど利息で取られてしまいます。

残価クレジットの仕組み

購入時点で下取り価格を設定し、設定期間内で差分の金額に対する元金分+利息を返済する仕組みです。
決められた年数が経過した段階で、設定額と下取り価格との差分を補填すれば自分の車にすることができます。
自分のものにしなくとも、返却したり別の自動車に買い換えることもできます。

残価クレジットは有効か?

メリットは1点のみだと理解しています。
それは毎月の支払額が少なくて済むということ。
総支払額について言えば残価クレジットは一番額が大きくなります。

残価クレジット > ディーラーローン > 金融期間ローン > 現金購入

例えば、ローン借入額400万円、うち残価設定200万円、金利3.5%、返済期間5年とすると
毎月の返済金額は42,872円です。

同じ条件で通常のローンだと、毎月の返済額は72,767円です。
毎月の支払額が6割程度にまで減っていることがわかります。

一方で、総支払額は
残価クレジット 4,529448円
通常ローン 4,366020円

残価クレジットの方が163,428円余計に支払うことになります。

ちょっと高いと思うのは私だけなのかも知れません。
なぜなら、残価クレジットを選ぶ人が増えているからです。

現金一括購入が一番いい?

総支払額を見ると現金一括購入したくなりますよね?
余計なところにお金をつかいたくないですから。

では、現金一括購入は最もお得だと思いますか?

私の答えはNoです。

私がお薦めする自動車購入方法は株担保ローンを利用することです。

やり方は
1.欲しい自動車の総購入額の2倍を準備する
2.高配当の株式あるいは投信を購入する 実利回3%程度
3.株担保ローンを借りる 金利1.5%
4.ローンで自動車を購入する

これ以降、売却するまで逆ザヤの金利収入があるので、メンテナンス代やガソリン代に充当します。
長期投資したい銘柄を拘束させればOKです。

株担保ローンのメリットは、元金を返済せず金利だけ支払いしてもいいところです。
拘束される株や投信は長期投資に向いているバリュー&高配当がいいでしょう。

シミュレーションしてみると、
配当収入 800万円(株式+投信)×0.03(金利)×5年×0.8(税引)=96万円
金利支払  400万円(借入)×0.015(金利) ×5年=48万円
差し引き 48万円の黒字になります。
400万円の自動車が5年後にいくらになるかは中古車市場の相場次第ですが、SUVのような人気車種なら5年後なら7割程度でしょうか。
400万円-280万円+48万万円=168万円
168万円の持ち出しということになります。

5年ご売却する場合の総費用は
残価クレジット 452万円-280万円(売却)=173万円
通常ローン 436万円-280万円(売却)=156万円
現金一括 400万円-280万円(売却)=120万円
証券担保ローン 400万円-280万円(売却)+48万円(配当利益-ローン金利)=72万円

証券担保ローンと配当収入を組み合わせることで、残価クレジットと比較して2.4倍もの差が出ます。

ポイントは5年後の売却金額次第なので、なるべく商品価値が落ちにくい車種を組み合わせれば持ち出しをもっと抑制できるでしょう。

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